北海道医師会

医師の皆さまへ日医認定産業医・健康スポーツ医制度

重要なお知らせ


コロナ禍により有効期限内に更新必要単位が充足できなかった認定産業医の取扱いについて

日医認定 産業医制度の手引き

目的

日本医師会は、産業医の資質向上と地域保健活動の一環である産業医活動の推進を図るために、所定のカリキュラムに基づく産業医学基礎研修50単位以上(前期研修14単位以上、実地研修10単位以上、後期研修26単位以上の合計50単位以上)を修了した医師、または、それと同等以上の研修を修了したと認められる医師に申請に基づき日本医師会認定産業医の称号を付与し、認定証を交付します。

また、この認定証は、5年ごとに、産業医学生涯研修20単位以上(更新研修1単位以上、実地研修1単位以上、専門研修1単位以上の合計20単位以上)を修了した医師について更新ができます。

基礎研修

産業医活動を行うために必要な基本的知識・技術を修得する研修です。

基礎研修会の開催

日本医師会ならびに都道府県医師会(複数の都道府県医師会で実施する場合も含む)において実施します。 基礎研修会の日程等は、日本医師会雑誌、日医ニュース、北海道医報、日本医師会ならびに北海道医師会ホームページ、全国医師会産業医部会連絡協議会のホームページ(https://www.sangyo-doctors.gr.jp/)、などに掲載します。また、同協議会にご登録いただいたメールアドレス宛に研修会情報が届きます。

研修手帳

日本医師会は都道府県医師会を通じて「産業医学研修手帳(I)」を交付します。 研修会の実施主体者はこれに受講修得単位を記載し、証明します。

基礎研修の内容(50単位以上)
前期研修(14単位以上)

入門的な研修

  • 総論 2単位
  • 健康管理 2単位
  • メンタルヘルス対策 1単位
  • 健康保持増進 1単位
  • 作業環境管理 2単位
  • 作業管理 2単位
  • 有害業務管理 2単位
  • 産業医活動の実際 2単位
上記8項目の研修については、それぞれの単位の修得が必要です。
実地研修(10単位以上) 主に職場巡視などの実地研修、作業環境測定実習などの実務的研修
後期研修(26単位以上) 地域の特性を考慮した実務的・やや専門的・総括的な研修

申請の資格、手続き、登録

資格

新たに認定産業医の称号を申請する医師

  1. 都道府県医師会などが実施する基礎研修50単位以上を修了していること。
    • 基礎研修最終受講日から5年以内に1回限り申請できます。ただし50単位修了後、できる限り速やかに申請してください。
  2. 産業医科大学産業医学基本講座修了者・産業医科大学産業医学基礎研修会集中講座修了者
    • 基本講座または集中講座修了者の申請は、修了認定の日から5年以内に1回限り申請ができます。
手続き

次の書類に審査・登録料10,000円を添えて所属の郡市医師会を経由して北海道医師会に提出してください。
なお、申請受付期間等は郡市医師会によって異なりますので、申請にあたっては、所属郡市医師会にお問い合わせください。

  1. 認定産業医新規申請書
  2. 産業医学研修手帳(基礎研修50単位以上のカリキュラムを修了したことが証明されていること)、または産業医科大学産業医学基本講座修了認定書・産業医科大学産業医学基礎研修会集中講座修了認定書など
    注:1. の書類は北海道医師会に用意してあります。
審査

北海道医師会長は、認定産業医認定申請書の届け出を受けた場合には、申請者の基礎研修受講状況などを審査した上で日本医師会長に推薦します。
日本医師会長は、北海道医師会長から推薦された医師について審査を認定し、認定証を交付します。

登録

日本医師会は、認定産業医登録台帳に認定証被交付者名などを登録します。 登録有効期間は5年です。
登録された医師は、住所など登録事項に変更を生じた時には、速やかに、北海道医師会に届け出てください。

更新

趣旨

認定産業医制度が社会的に活用されるためには、常に認定産業医の資質の維持向上を図ることが重要であり、そのための生涯研修を受講した認定産業医は認定証の更新ができます。

生涯研修会の開催

日本医師会が行う産業医学講習会のほか、日本医師会の指定を受けて都道府県医師会、郡市区医師会、教育機関などでも、認定産業医の生涯研修のための研修会を開催します。生涯研修会は対面とオンライン・個人参加型研修会(以下「Web研修会」)の2通りの開催方法があります。なお、日本医師会の産業医学講習会を受講修了すると、労働衛生コンサルタントの筆記試験が免除になります。

生涯研修会の日程等は、日本医師会雑誌、日医ニュース、北海道医報、日本医師会ならびに北海道医師会ホームページ、全国医師会産業医部会連絡協議会のホームページ(https://www.sangyo-doctors.gr.jp/)、などに掲載します。また、同協議会にご登録いただいたメールアドレス宛に研修会情報が届きます。

生涯研修の内容(20単位以上(ただし、1時間の研修を1単位とします))
更新研修(1単位以上) 労働衛生関係法規と関係通達の改正点などの研修
実地研修(1単位以上) 主に職場巡視などの実地研修、作業環境測定実習などの実務的研修
専門研修(1単位以上) 地域特性を考慮した実務的・専門的・総合的な研修

なお、WEB 研修会で取得した単位のうち更新時に利用できるのは、20単位のうち最大5単位以内とします。WEB研修会の開催は更新研修と専門研修のみを対象とし、実地研修は対象外とします。

資格と手続き

5年ごとに更新申請をします。
認定産業医は、認定証取得後の5年間(認定証に記載されている有効期間中)に生涯研修20単位以上(更新研修1単位以上、実地研修1単位以上、専門研修1単位以上の合計20単位以上)の修得が必要です。
次の書類に審査・登録料10,000円を添えて所属の郡市医師会を経由して北海道医師会に提出してください。
なお、申請受付期間等は郡市医師会によって異なりますので、申請にあたっては所属郡市医師会にお問い合わせください。

  1. 認定産業医更新申請書
  2. 産業医学研修手帳(II)
    〔生涯研修20単位以上のカリキュラムを修了したことが証明されていること〕など
    注: 1. の書類は、更新手続きが必要な時期になりましたら、北海道医師会より郡市医師会を経由し、認定産業医宛送付します。
審査と登録

新規認定と同様です。

称号(認定)の喪失

1.称号(認定)の喪失
認定産業医は次の理由により、その称号(認定)を喪失します。

2.称号(認定)の取り消し
日本医師会長は、認定産業医としてふさわしくない行為のあった医師に対して、認定産業医制度運営委員会および(常任)理事会の議を経て称号(認定)を取り消すことができる。

ストレスチェック制度に関するお知らせ

改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度(平成27年12月1日施行)

お問い合わせ

日本医師会認定産業医制度は、北海道医師会が各種申請手続きの窓口になりますので、不明な点は郡市医師会または北海道医師会へお問い合わせください。

日医認定 健康スポーツ医制度の手引き

目的

日本医師会は、健康スポーツ医の養成とその資質向上を通して地域保健活動の一環である健康スポーツ医活動の推進を図るために、日本医師会が定めた講習科目に基づく健康スポーツ医学講習会を修了したと認められる医師に日本医師会認定健康スポーツ医の認定証を交付します。

また、この認定証は、5年ごとに、健康スポーツ医制度再研修5単位以上を修了した医師について更新ができます。

健康スポーツ医学講習会

講習科目
前期
  1. スポーツ医学概論【60分】
  2. 神経・筋の運動生理とトレーニング効果【60分】
  3. 呼吸・循環系の運動生理とトレーニング効果【60分】
  4. 内分泌・代謝系の運動生理とトレーニング効果【60分】
  5. 運動と栄養・食事・飲料【60分】
  6. 女性と運動【60分】
  7. 発育期と運動(小児科系)【60分】
  8. 中高年者と運動(内科系)【60分】
  9. 発育期と運動(整形外科系)【60分】
  10. 中高年者と運動(整形外科系)【60分】
  11. メンタルヘルスと運動【60分】
  12. 運動のためのメディカルチェック-内科系【60分】
  13. 運動のためのメディカルチェック-整形外科系【60分】
後期
  1. 運動と内科的障害(急性期・慢性期)【60分】
  2. スポーツによる外傷と障害(1)上肢【60分】
  3. スポーツによる外傷と障害(2)下肢【60分】
  4. スポーツによる外傷と障害(3)脊椎・体幹【60分】
  5. スポーツによる外傷と障害(4)頭部【60分】
  6. 運動負荷試験と運動処方の基本【60分】
  7. 運動療法とリハビリテーション-内科系疾患【60分】
  8. 運動療法とリハビリテーション-運動器疾患【60分】
  9. アンチ・ドーピング【60分】
  10. 障害者とスポーツ患【60分】
  11. 保健指導【60分】
  12. スポーツ現場での救急処置【60分】
講習会の開催

日本医師会または日本医師会の承認する講習会として承認を受けた都道府県医師会等で開催します。
日程等は日本医師会雑誌、日医ニュース、北海道医報、北海道医師会ホームページなどに掲載します。

修了証

日本医師会が実施または承認した健康スポーツ医学講習会の前期を修了した医師には前期修了証を、後期を修了した医師には後期修了証を交付します。
日本医師会が実施または承認した健康スポーツ医学講習会の前期・後期修了証は実施主体のいずれかを問わず共通の取り扱いとなります。

申請の資格、手続き、登録

資格

日本医師会または都道府県医師会などが実施する健康スポーツ医学講習会(前期・後期)を修了していることが必要です。
ただし、次の医師はすでに十分な講習を受講修了しているとみなし、日本医師会の健康スポーツ医学講習会が受講免除になります。

  1. 日本整形外科学会認定スポーツ医(認定証番号が4001番以上の医師に限ります)
  2. 日本整形外科学会スポーツ医学研修会総論修了者
  3. 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
  4. 日本スポーツ協会公認スポーツドクター養成講習会基礎科目修了
手続き

次の書類に審査・登録料10,000円を添えて所属の郡市医師会を経由して北海道医師会に提出してください。

  1. 認定健康スポーツ医認定申請書
  2. 健康スポーツ医学講習会の修了証や認定証の写など
審査

北海道医師会長は、認定健康スポーツ医申請書の届出を受けた場合には、申請者の健康スポーツ医学講習会の受講状況などを審査した上で日本医師会長に申請します。
日本医師会長は、北海道医師会長から申請された医師について審査を行って認定し、認定証を交付します。

登録

日本医師会は、認定健康スポーツ医登録台帳に認定証被交付者名などを登録します。 登録有効期間は5年です。
登録された医師は、住所など登録事項に変更を生じた時には速やかに、北海道医師会に届け出てください。

更新

趣旨

認定健康スポーツ医制度が社会的に活用されるためには、常に健康スポーツ医の資質の維持向上を図ることが重要であり、そのための再研修会などを受講した健康スポーツ医は認定証の更新ができます。

資格と手続き
資 格

更新のためには、認定を受け登録された日から5年間に次の要件を満たすことが必要です。
再研修会の日程等は、日本医師会雑誌、日医ニュース、北海道医報、北海道医師会ホームページなどに掲載します。

  1. 日本医師会が実施または承認した再研修会5単位以上を受講修了していること。
  2. 健康スポーツ医として学校、職場、地域などにおいてスポーツ医学の立場からの指導・教育・診療などの実践活動を行っていること。
手続き

次の書類に審査・登録料10,000円を添えて所属の郡市医師会を経由して北海道医師会に提出してください。

  1. 認定健康スポーツ医更新申請書
  2. 再研修会受講証明書(合計5単位以上であること)
  3. 健康スポーツ医として学校、職場、地域などにおいてスポーツ医学の立場からの指導・教育・診療などの実践活動を行ったことを証明する書類など
  4. スポーツ医学関連の学会への参加を証明する書類など(当分の間、努力規定)

注:1. の書類は、更新手続きが必要な時期になりましたら、北海道医師会より郡市医師会を経由して送付いたします。

再研修会の開催

日本医師会が行う再研修会のほか、都道府県医師会などでも、健康スポーツ医のための再研修会を開催します。

再研修会の内容(例示)
  1. 運動プログラム特論
  2. スポーツ栄養特論
  3. 女性とスポーツ特論
  4. 発育期の運動特論
  5. 中高年齢者の運動特論
  6. 運動処方特論
  7. 運動処方実習
  8. 運動負荷テスト特論
  9. 運動負荷テスト実習
  10. 運動療法特論
  11. その他、スポーツ医学に関連することなど
審査と登録

新規認定と同様です。

お問い合わせ

日本医師会認定健康スポーツ医制度は、北海道医師会が各種申請手続きの窓口になりますので、不明な点は郡市医師会または北海道医師会へお問い合わせください。

日医認定医制度関連申請時期の案内

日医認定医制度各種申請期日

新規申請
  申請受付期間(当会必着)
第1回 令和 6年  4月 1日~  4月15日
第2回   〃    5月15日~  6月15日
第3回   〃    7月15日~  8月15日
第4回   〃    9月15日~ 10月15日
第5回   〃   11月15日~ 12月15日
第6回 令和 7年  1月15日~  2月15日
更新申請(産業医)
  申請受付期間(当会必着) 対象認定者(有効期限)
第1回 令和 6年 4月 1日 ~  4月15日 平成26年 7月29日 (令和 6年 7月28日)
平成元年 7月30日 (令和 6年 7月29日)
第2回   〃   5月15日 ~  6月15日 平成 6年 9月27日 (令和 6年 9月26日)
平成11年 9月28日 (令和 6年 9月27日)
平成16年 9月28日 (令和 6年 9月27日)
平成21年 9月29日 (令和 6年 9月28日)
平成26年 9月30日 (令和 6年 9月29日)
令和元年 9月24日 (令和 6年 9月23日)
第3回   〃   7月15日 ~  8月15日 平成26年11月25日 (令和 6年11月24日)
令和元年11月26日 (令和 6年11月25日)
第4回   〃   9月15日 ~ 10月15日 平成 7年 1月31日 (令和 7年 1月30日)
平成12年 1月25日 (令和 7年 1月24日)
平成17年 1月25日 (令和 7年 1月24日)
平成22年 1月26日 (令和 7年 1月25日)
平成27年 1月27日 (令和 7年 1月26日)
令和 2年 1月28日 (令和 7年 1月27日)
第5回   〃  11月15日 ~ 12月15日 平成27年 3月31日 (令和 7年 3月30日)
令和 2年 3月31日 (令和 7年 3月30日)
第6回 令和 7年 1月15日 ~  2月15日 平成 7年 5月30日 (令和 7年 5月29日)
平成12年 5月30日 (令和 7年 5月29日)
平成17年 5月31日 (令和 7年 5月30日)
平成22年 5月25日 (令和 7年 5月24日)
平成27年 5月26日 (令和 7年 5月25日)
令和 2年 5月26日 (令和 7年 5月25日)
更新申請(健康スポーツ医)
  申請受付期間(当会必着) 対象認定者(有効期限)
第1回 令和 6年 4月 1日 ~  4月15日 平成26年度第2回 (令和 6年 7月28日)
令和元年度第2回 (令和 6年 7月29日)
第2回  〃    5月15日 ~  6月15日 平成 6年度第2回 (令和 6年 9月26日)
平成11年度第2回 (令和 6年 9月27日)
平成16年度第2回 (令和 6年 9月27日)
平成21年度第2回 (令和 6年 9月28日)
平成26年度第3回 (令和 6年 9月29日)
令和元年度第3回 (令和 6年 9月23日)
第3回  〃    7月15日 ~  8月15日 平成26年度第4回 (令和 6年11月24日)
令和元年度第4回 (令和 6年11月25日)
第4回  〃    9月15日 ~ 10月15日 平成 6年度第3回 (令和 7年 1月30日)
平成11年度第3回 (令和 7年 1月24日)
平成16年度第3回 (令和 7年 1月24日)
平成21年度第3回 (令和 7年 1月25日)
平成26年度第5回 (令和 7年 1月26日)
令和元年度第5回 (令和 7年 1月27日)
第5回  〃   11月15日 ~ 12月15日 平成26年度第6回 (令和 7年 3月30日)
令和元年度第6回 (令和 7年 3月30日)
第6回 令和 7年 1月15日 ~  2月15日 平成 7年度第1回 (令和 7年 5月29日)
平成12年度第1回 (令和 7年 5月29日)
平成17年度第1回 (令和 7年 5月30日)
平成22年度第1回 (令和 7年 5月24日)
平成27年度第1回 (令和 7年 5月25日)
令和 2年度第1回 (令和 7年 5月25日)
研修会の指定申請期日
  承認申請締切日(当会必着) 審査対象となる研修会開催日
第1回 令和 6年  4月20日 令和 6年  6月 1日 以降
第2回   〃    6月20日   〃    8月 1日 〃
第3回   〃    8月20日   〃   10月 1日 〃
第4回   〃   10月20日   〃   12月 1日 〃
第5回   〃   12月20日 令和 7年  2月 1日 〃
第6回 令和 7年  2月20日   〃    4月 1日 〃

日本医師会では事後指定はいたしませんので、研修会は必ず事前に申請いただくようお願いいたします。

産業医・健康スポーツ医研修会一覧

道内開催

道外開催

その他のお知らせ