北海道医師会

新型コロナウイルスに関する情報

コロナ禍でのライフスタイルの変化

2021年05月01日

コロナ禍でのライフスタイルの変化

苫小牧市医師会
苫小牧泌尿器科・循環器内科
林 謙治

 昨年2月頃より新型コロナ感染症の流行が日本で広がり、1年以上経過した今年3月現在、北海道の新規患者数が90人以下となり日胆地区でも0~数人程度に減少傾向にあります。しかしながら最近感染力が強いといわれる“変異ウイルス”が北海道でも見つかり増えていることが心配です。
 私のクリニックは苫小牧市の東部地区で開業26年になります。有床泌尿器科透析クリニックで透析ベッド42床を有しており、当院では苫小牧市内および近郊から来院している透析患者で通院困難な方に対して送迎サービスを行っております。このため送迎の際には新型コロナ感染症の予防に大変気を使っております。これまでインフルエンザは毎年冬の時期に透析患者や職員間で数名見られておりました。コロナ禍においてはマスク、手洗いなどの感染予防を徹底し、また発熱患者に対してはPCR検査を行っていることもあり、これまで新型コロナやインフルエンザ感染者は透析患者や職員で皆無です。
 以前は学会や講演会などに直接参加しておりましたが、現在はWEBでの開催に参加するのがほとんどです。職員や友人との会食も少人数以外はほとんど行っておらずコミュニケーション不足の状態です。最近はコロナ禍で苫小牧市内の繁華街でも年末年始に数名の感染者が出たこともあり、夜の繁華街は閑散とした状態が続いており寂しい限りです。また私は10年前より苫小牧のライオンズクラブのメンバーですが、昨年の3月頃からはライオンズクラブとしてのボランティア活動もほとんどできていない状況です。
 私のライフスタイルの変化として、外での飲食の機会が少なくなりテイクアウトや自宅での飲食が多くなっています。また以前のようにスポーツジムでのトレーニングはしておらず、自宅でスマホを操作しSNSでスポーツ番組やゴルフレッスンや音楽などを視聴して日々を送っています。また休みの日にはウォーキングやゴルフ練習をして過ごしております。一日も早くワクチン接種などでコロナが終息の方向に向かい、暖かくなったら早くゴルフなどのアウトドアスポーツを楽しみたいものです。

(令和3年5月1日 北海道医報 第1232号)

PDF版はこちら

一覧へ戻る