活動報告

医師のキャリア形成をサポートするため様々な活動を行っています。

病院訪問

市立釧路総合病院を訪問しました。

医師の就労環境作りを支援する事業周知のための臨床研修指定病院の訪問

市立釧路総合病院[平成27年1月28日(水)午後5時30分]

今年度5回目は、市立釧路総合病院を訪問させていただき、高平院長をはじめ飯塚・阿部両副院長など7名の医師と事務局の方にお集まりいただき、勤務医の働きやすい就労環境づくりや、地域医療のことなど意見交換をしました。



高平院長からは、三次救急医療機関として365日24時間オンコール体制になっており、医師の数が足りていない。医師会が直接解決できる問題ではないと思うが、医師を増やすことが喫緊の課題である。今日は、医師会の役員と話せる貴重な機会なので、本音を伝えてほしいと挨拶を頂戴しました。 意見交換では、当直のこと、育児と仕事の両立のこと、地域医療のことなどのお話をお聞きしました。




  当直は救急当直と管理当直に分けられ、それぞれで年齢を考慮しながら当番を割り当てており、医師年数を基準としているので年齢制限はない。現在、一年次研修医5人、二年次2人と北大から短期間で来ている研修医の合計約10人の研修医がおり、2年目から本格的に当直を担当することになっていて、1年目はサブとして担当している。道内の地方病院ならどこも抱えている問題だが、医師数が足りていないことを毎日痛感しており、三次救急まで診ているので、子どものいる医師には厳しい環境だと思う。現在、常勤で子育て中の女性医師はいないが、子どもが熱を出した時など、手術などで手を離せない時は迎えにいくこともできないので、自然と現場から離れざるを得ない状況となる。女性医師が出産等で気兼ねなく休めるようにするには、医師の数が揃っているか、代わりの医師が大学等から来てくれる体制が無ければならないが、その大学の医師ですら少ないため、難しい問題になっている。


当院には後期研修医はほとんどいない。初期研修が終わればそれぞれの大学等に戻ってしまい、大学からの指示等で残る研修医以外、自分の意思で残る者は事実上いない。30代から40代の中堅の医師は、この年代になると地方に残るべきか一度悩む。子どもの教育などを理由に都市部へ行ってしまう医師が多い。特に地方の医師が足りないのは、結局のところ地方都市に魅力がないからで、町ぐるみで地方の強みや魅力をアピールしていかなければならないと感じている。



地方の病院は、医師の数が増えるだけでも単純に助かるので、地域枠制度の効果に期待し、専門医の研修制度の変更により指導医のいない病院に若い医師が行かなくなるようなことは絶対に避けてほしい。医師不足は、当直のローテーションが早くなり医師の負担が増え、結果、悪循環が生まれる。医師が増えることで、良い循環を作ることが重要であるとお話がありました。
また、病院内には女子勤務医部会があり、子育てをしながら働いていくためにはどうすべきか、女性医師が集まって検討しているとのことです。

最後に、中村医局長から「正直、医師会がどのような活動をしているのか不透明で理解できていない。上級医が若手医師に医師会のことを説明できたら良いが、上級医自身がわかっていない。医師会活動の周知を徹底してもらいたい」との要望があり、閉会しました。


市立釧路総合病院の皆さま、
お忙しいところありがとうございました。
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