活動報告

医師のキャリア形成をサポートするため様々な活動を行っています。

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「第101回日本泌尿器科学会総会」で広報活動をしました。

   平成25年4月27日(土)プリンスホテル国際館パミールの第101回日本泌尿器科学会総会会場内で開催された「日本泌尿器科学会・女性泌尿器科医の会企画:各科における女性医師支援と今後」の受付に、女性医師等相談窓口のPR 用コーナーを設けていただき、参加者への広報活動を行ってきました。 

 当日会場には、全国の女性泌尿器科医のほか、道内の男女医学生、研修医も参加していました。

 

 講演では、札幌医科大学の西田幸代先生が「北海道女性医師支援」と題して、当相談窓口事業の紹介を含めてお話しされました。
 その内容は、子育ての時間を確保するためには短時間労働が望ましいが、現実は保育料の支払いさえもままならないので、地方に1日単位で出張することになる。しかし、この地方出張が、北海道にとっては大変重要な役割だと思っている。単発の出張は、長距離移動のリスクはあるが、我々のような子育て中の医師であっても地域医療に貢献できるという大きなメリットがある。

 病院は、医師数が充足していれば女性医師の勤務にも柔軟に対応してくれるが、地方の場合、病院に24時間保育があったとしても、そこで熱が出れば次の手立てがない。周りに助けてくれる人がいなければ、医師数が足りてない地方で女性医師が率先して働くとは言いにくいのが現状である。子育て中の医師に短時間診療を推奨するのであれば、保育料の支援ならびに保育所の充実が必要である。

 現在、問題点を解決する手段としては、1泊2泊の出張であれば子連れで行くことを考え、勤務先での緊急呼び出しや当直については勤務先との個別交渉である。子どもは、預ければ良いというものではなく、その日の体調もあるし、病気の時には病院に連れて行かなければならない時もある。教育の問題もあり、様々なイベントに対応できるようにするためには、国が推奨する短時間労働やワーキングシェアを考えなければならない。

 しかしながら、妊娠中・子育て中の医師が働きやすい職場は周りにお願いするだけではなく、自分たちで作っていかなければならないと考える。女性の20代後半から30代はライフスタイルが非常に変化する時であり、職場は、比較的人的要員がある環境を選ぶべきで、その点大学の医局は、給料は安いがセーフティネットとしては大変重要である。

 医師免許に性差はないので、医師免許を取得した以上、プロとして自分自身をマネジメントしなければならない。自分を客観視すると、早いうちにキャリアを捨てて離れてしまうと戻りにくいことが分かるので、何とか継続していただきたい。また、女性自身が他の女性医師を理解していただきたい。支援者の存在は千差万別であり、女性はとかく「私はこれくらい頑張った。あなたはどうなの…」という感情を持ちがちであるが、個人個人で異なるので、女性自身が職場を良い方向に持っていかなければならない。

 現在、私自身も働きながら働き方を探っているところである。今年の2月に子連れで400Km離れた土地に診療応援に行った際には、病院に対し最低限の子どもの安全確保と、離乳食なので病院食を刻み食にして出してほしいことと、子どもと一緒に当直することをお願いした。医局にベビーベッドを持ち込み、病院の事務の方が交代で見てくれた。このように、子どもを受け入れる病院ではそんなに構えなくても、子連れで働くことはできる。実際地方に行くと医師が足りなく患者が困っている状況を目の当たりにするので、やはり何とか続けていただきたいと思う。

 私自身が気を付けていることは、「できない」と言うよりも、先ずはできるかどうか、できるための手段はどうしたらよいかを考えるようにしている。とお話しされました。

 今回のような、全国学会では道外在住の先生にも広報されますが、津軽海峡の向こうから情報が広がり、更なる宣伝効果を期待し、今後も、様々な学会で広報活動を行っていこうと思っています。

 
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