活動報告

医師のキャリア形成をサポートするため様々な活動を行っています。

病院訪問

社会医療法人母恋 日鋼記念病院を訪問しました。

医師の就労環境作りを支援する事業周知のための臨床研修指定病院の訪問
社会医療法人母恋 日鋼記念病院[平成27年7月17日(金)午後5時]



 今年度第2回目の病院訪問は、室蘭市にある日鋼記念病院で、柳谷院長をはじめ3名の医師と10名研修医に常務理事ほか4名の事務局のかたにもお集まりいただき、勤務医の働きやすい就労環境づくりや地域医療のことなど意見交換をしました。
 柳谷院長からは、北海道全体が医師不足であり当院も忙しく働くなか、解決策としては初期臨床研修医をたくさんとって、その中から当院の医局に入ってもらうくらいしか思いつかないのが現状である。今日は初期臨床研修医からも忌憚ない意見が聞きたいと挨拶を頂戴しました。

 今回は、たくさんの研修医の方に出席していただいたので、ひとりずつ研修医になった感想や将来進みたいと考えている診療科などをお聞きしました。学生のころに想像していたよりは、医師は忙しくないとの感想が多く、充実した研修医生活を送っている様子がうかがえました。




 また、当院の研修プログラム・フレキシブルローテーションとは、毎月、臨床研修プログラム責任者の横山先生と研修医みんなで話し合い、自分の目標に合わせて次に行きたい科を決めることができるもので、指導医の数が少ないので、1つの科に1人までというルールはあるが、それ以外は研修医同士で相談して自由に回れるようにしている。医局には研修医だけで話あえるレジデンスルームを設けており、研修医同士で相談することもあるが、指導医の先生や違う科の先生にも気軽に相談でき、病院の規模も研修医の数もちょうど良く、相談もしやすい環境で楽しく研修ができているとお話がありました。






 仕事と子育ての両立については、結婚も出産もしたいと思っているが、それ自体が今後のキャリアや生活のネックにならないようしたいと考えているし、理解してくれる相手を見つけたい。母親が麻酔科医として現役で働いていて、文句はいいながらも子育てと両立していたので、不可能ではないと思う。結婚も出産もしたいと思っているが、周りの協力があってこそだと考えているので、少しずつ準備を整えていければいいと女性研修医からお話がありました。








 皮膚科医長から、札幌医科大学の皮膚科の医局に関しては、昔は結婚・出産というよりは、開業して退職する方が多かったが、現在は女性が7割で未婚の医師は数人しかいない状態で回しているので、比較的結婚・出産をしやすい科と考えられている。今後も医局を回していくためにはどう環境を整えていくかが問題で、結婚・妊娠・出産が特別なことになっていること自体が時代に即してないと思う。結婚・出産をすることが自然なことと受け入れられるにはまだ時間がかかると感じているとお話がありました。


 勤務医の勤務環境について、医師からは、我々が研修医の時代は、当然休みはなく5年目くらいになってやっと月に1〜2回土日に休みをもらえた。それが当たり前だと思っていたが、現在はそれがいいことだとは思わない。医者もコメディカルも家庭を犠牲にしないで働ける体制を整えていく必要がある。若い医師にはキャリアを中断させないようにしてほしい。



 女性の学生に結婚等のキャリアの中断をどう思うか聞いたが、より良い研修を受けることが当面の問題であり、キャリアの中断は想定していない学生がほとんどであった。結婚等で辞めてしまった医師をどう復帰させるかというモデルはあるが、辞めさせないにはどうすればいいかを考えており、キャリアを中断してしまった医師を復帰させる受け皿も必要だが、当院では中断しなくてすむというモデルを示せないかを検討している。


 また、ベテランの医師が教育してくれる病院には若い医師は集まると思うので、レベルの高い病院と認められるように日々働いているとお話があり、当会からは、辞めないで続けることが大切で、そのために北海道医師会として何ができるかを考えていこうと思うとお話しました。







      日鋼記念病院の皆さま、お忙しいところありがとうございました。

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