活動報告

医師のキャリア形成をサポートするため様々な活動を行っています。

病院訪問

社会医療法人孝仁会 釧路孝仁会記念病院を訪問しました。

医師の就労環境作りを支援する事業周知のための臨床研修指定病院の訪問
社会医療法人孝仁会 釧路孝仁会記念病院[平成27年7月22日(水)午後4時30分]




   今年度第3回目の病院訪問は、釧路市にある釧路孝仁会記念病院で、齋藤理事長をはじめ2名の医師と2名研修医と事務長もお集まりいただき、勤務医の働きやすい就労環境づくりや地域医療のことなど意見交換をしました。


 齋藤理事長からは、北海道医師会では日頃から女性医師の新しい環境づくりに力をいれておられる。当院にも女性医師がおり、よりよい環境づくりのため試行錯誤をしているが、子どもがいるからといって担当患者が少なくなるわけでもなく厳しい環境の中、家族の協力もあり勤務を続けている。本日は、環境づくり等の取組を伺いたいと挨拶を頂戴しました。

 





 今回は、7歳と3歳のお子さんがいる女性医師と、3歳のお子さんがいらして現在妊娠8か月の女性医師と、初期研修2年目の女性研修医が出席されていたので、子育てと仕事の両立を中心に懇談をしました。

 産前産後の休暇を1か月取得して、当直の時には託児所を利用している先生は、月曜日から金曜日まで毎日院内保育所を利用しており、子どもの預かりや当直が問題なくでき、ハンデがなく仕事ができる環境とお話されました。孝仁会には24時間の託児所があり、当初は、看護師確保対策のため24時間保育の保育所を作ったが、その過程で女性医師も利用可能という流れとなった。保育料はかなり安く、現在の契約は60名ほどで、男性看護師の利用もあるとのお話でした。子どもの行事や病児の対応については、行事の時間だけ仕事を中抜けさせてもらって、病気の時は病児保育所や家族に頼るようにしているが、子どもが健康なのであまり利用することがなく助かっているとのことです。



 研修医からは、先輩の話を聞いていると、やっぱり地元がいいと感じる。大学の先生達も、子どもができると地元に帰っていくとお話されました。ご自身は、子どもを出産後も医師として可能な限り働き続けたい。少しでも仕事をしている方が精神上もいいと思うとお話されました。ただ、周りの女性医師は寿退職したいと言う人が多く、初期研修だけして今は何もしていない女性医師もいるとのことでした。


 孝仁会の循環器内科は、一時2人体制の時があり大変だったが、今は子育て中の女性医師は、夜の緊急時などは呼ばれないシフトにしていて、循環器内科では妊娠すると当直はさせないし、子どもが小さいうちは当直をしなくても良いと男性医師が理解をしてくれている。子どもが大きくなって、自らが当直できると判断した段階でスタートさせていくようにしている。他の医師からしわ寄せと言われないような働き方をしているつもりであるとお話されました。



 伊藤常任理事から、慶応大産婦人科医局では80人の入局者が、今は4名しか残っていない。子どもがいながら普通に働けることが理想だが、最後のネックは意識の問題で、時短勤務や当直免除等で女性が優遇されており、その分男性医師に降りかかり不公平感の話になるが、過渡期にはそういうことが起きると、日経メディカルに掲載されていた吉村泰典教授の記事を紹介しました。

 研修医から大学の麻酔科には女性医師が多く、子どもがいる医師はパート勤務で、例えば麻酔のかけ初めに保育園等から呼び出しがきても、早退できるような体制をとっている。ただ当直は、子供がいない医師や男性医師にしわ寄せがいくので、不満も出ている。孝仁会だと、当直の時は24時間託児所があるので、働くことを削るという選択ではなく、働くことを継続できるサポート体制ができているのがよいと思うとお話がありました。

 結婚については、先輩に学生のうちに結婚相手を見つけておかないと相手はいないと言われていた。専門医を取得したタイミングがいいと聞いている。結婚は専門医を取得した後の35歳で、出産は38歳、40歳に2人目を出産、出産は無痛分娩でと考えているとしっかりとした自分の理想像をお話されました。





 閉会後、院内託児所「たんぽぽ保育園」を見学させていただきました。








            




           釧路孝仁会記念病院の皆さま、お忙しいところありがとうございました。

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