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Urological Cancer Seminar in Sapporoに参加して/札幌医科大学泌尿器科 西田幸代

Urological Cancer Seminar in Sapporoに参加して

  近年、首都圏などでの大きな学会では託児室が開設されることが増えております。このような動きは非常にありがたいのですが、北海道に住む身として、実際に小さな子供を連れての移動を考えてみますと、旅費もかかるし現地での食事の世話も3食必要です(託児室のシッターさんたちの方針で、昼食時にこどもを託児室に迎えに行き、外で昼食を食べさせないとならない場合も。ランチョンセミナーには参加できず、自分の昼食もどこかで賄わないとなりません)。具体的に飛行機に乗ることを想像すると、手荷物検査場でチョロチョロする子供の手を引きながら、鞄からPCと子供の飲み水を出したりしまったり・・・(憂鬱)、さらには機内で泣く子をあやさないとならないこともあり(周囲の皆さんにお詫びしつつ・・・憂鬱)、現地に到着しただけでヘトヘトになりそうで、休む間もなく、やっぱり参加は止めておこうか、となりがちです。そこで地元での研究会は短時間でスペシャリストからのまとまった話を聞けることも多く、非常に手軽に勉強できるので大変ありがたいものです。最近では土曜日午後などに研究会、講演会などが開催されることも多いのですが、残念ながら東京や大阪とは異なり、札幌で土曜日午後に利用できる託児所は限られており、参加したい会もあきらめざるを得ない状況が続いておりました。




H25.9.7(土)にアストラゼネカ社主催のUrological Cancer Seminar in Sapporoが開催されました。全国のエキスパートが演者として出席され、泌尿器科領域の癌の手術に関して自身の手術動画を提示していただける会です。どうしても参加して皆さんの手術を拝見したいと思いましたが、やはり託児の手配がつかずあきらめることにしておりました。しかしその旨をお伝えしたところ、アストラゼネカ社のご厚意により、会場のホテル内にベビーシッターを呼び託児室を開設していただけるとのこと。おかげで安心して子供をお任せし、時間の許される限りじっくりとエキスパートの手術を見せていただくことができました。会には全国の泌尿器科医が200名以上参加されており、質の高い研究会であったことが伺えます。なかなかこのような大きな会でないと託児室の開設は難しいかもしれませんが、ぜひとも研究会・講演会などを開催予定の製薬会社の方々には、利用希望者のいるような時には託児室の開設を検討していただけたらと思います。アストラゼネカ社の皆さん、ありがとうございました。 



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