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カラオケと声帯ポリープ

 

最近、カラオケ愛好者が増えています。カラオケ好きの人で、「声がかすれる」「ガラガラ声になった」「高い声が出ない」などの症状が続くようなら、1度、耳鼻咽喉科を受診してください。声帯にポリープができている可能性があります。歌い過ぎて、声帯にポリープ(非腫瘍=しゅよう=性の腫瘤=りゅう)ができることがあります。

声帯ポリープや声帯結節は、歌手や学校の先生、保母さんなど、いずれも大きな声をよく使う人に見られますが、最近は力ラオケ好きの人にも多く、「カラオケポリープ」という名称まで付いています。

声帯は左右の粘膜をものすごい速さ(1秒間に100−300回)で振動させて声を出します。連続して歌ったり、自分のキーに合っていない音域に無理して挑戦すると、声帯の粘膜にかなりの負担がかかります。

また、カラオケでアルコールを飲んだり、たばこを吸ったりすると、声帯にはさらに悪条件が加わります。

こうした状態を繰り返していると、声帯の粘膜内で血液の循環障害や小さな出血が起こり、粘膜の表面に腫瘤のようなポリープが形成されるといわれています。

声帯ポリープは、30−40歳代の男性に多く見られます。男女比はおよそ、男性が65%、女性が36%。これは男性の方が低音で、しかも声帯振動としては波動が大きく、炎症や循環障害があった場合に容易に出血しやすいのではないかと推定されています。また、この中で声をよく使用する人が約60%を占めています。

声帯ポリープは、声の使い過ぎなど声帯に負担がかかってできることが多いので、予防するためには声帯を酷使しないこと(大声など無理な発声をしないことなど)が大切です。また、のどを刺激するたばこやアルコールを控えることも必要です。

ポリープが小さくて新鮮例では約3ヵ月間ある程度の沈黙、吸入や消炎剤などとともに禁煙を含めた声の衛生に留意させたり、発声法の矯正を含む音声治療が行われます。ポリープが大きくて症状が強いとき、音声治療が無効のものは手術が必要となります。
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 [大鹿徳洋大鹿耳鼻咽喉科医院


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