|
|
初夏を迎えると、山菜取りや森林浴などの健康ブームにものって野山に出かける機会が多くなります。
しかしこの時期はマダニの活動期にあたっており、 成虫は葉っぱの先端で猫や犬、人をも待ち受けており、体温や振動、動物が吐き出す炭酸ガスに反応して取り付きます。
幼ダニ(若ダニ)は葉の付け根の泡の中にいて泡と一緒に付くようです。付着すると体温の高い方向に移動しながら、まぶたや耳、首、脇の下、胸、膝の裏、内股、
肛門のまわりなど柔らかい部位に寄生します。体についても這い回っているときや、食いついても時間が短ければ比較的簡単に取れます。しかしすでに吸血中のときはマダニ
を引っ張ってもそう簡単にはとれません。マダニはのこぎり のようなクチバシを皮膚に刺しており、セメントようの物質を分泌しクチバシを皮膚に固定しているからです。
|
|

ダニは唾液により組織を破壊しつつ、吸血を続け日で小豆大ほどにもなります。ダニに刺されても痒みと痛みを少し感じるだけなので、この時になって初めてダニの刺傷に 気付くことも多いのです。
|
|

|