北海道航空医療ネットワーク研究会は、全国初のメディカルウイング(医療優先固定翼機)の研究運航を2010年に民間企業の支援により、さらに2011~13年度には「新たな北海道地域医療再生計画」の一事業として実施いたしました。
 メディカルウイングは、小児や周産期など都市部に集中している高度・専門医療を受療する最適医療機関への搬送、また、離島等の医療過疎地域から二次・三次救急医療機関への心大血管疾患や脳血管疾患の患者搬送手段として多くの需要と有効性が確認されました。北海道の医療偏在が我が国の医療提供体制の縮図であるとすれば、より効率的で効果的な高度・専門医療を提供するシステムとして、全国的な高度・専門医療の平準化にメディカルウイングが有効であります。
 そこで、公的資金や民間保険適用によるメディカルウイングの早期本格運航を目指し、その足がかりとして、本年6月1日から運航会社の中日本航空株式会社と協働し、全国各地の医師・医療機関・自治体から搬送要請を受け付ける有償の実証事業運航を開始いたします。
実証事業運航へのご協力のお願い
1. 医療優先固定翼機が必要だとお考えになられましたら、先ずはご相談ください。
   (全国的ニーズの把握にご協力ください)
2. 医療優先固定翼機をご活用ください。(全国運航の標準化にご協力ください)
ご相談窓口(専用電話) 080-2663-8884
メディカルウイング要請センター
(中日本航空株式会社・飛行機営業部)
事業案内ホームページ http://www.nnk.co.jp/