乳幼児の急病-誤飲

判断

無くなっているものを確認
硬貨、ボタン電池、クリップ、タバコなど
とくに鋭利なもの、大きな異物、毒性の強いものなど
右矢印至急119番通報。救急車到着までに次の応急手当を

応急手当

■のどが詰まって窒息状態のとき

  1. 1歳未満の乳児には、背部叩打法(読み:はいぶこうだほう)と胸部突き上げ法を試みる。
    ■背部叩打法(図a
     片方の手で乳児のあごをしっかり持ち、その腕に頭側を下げるようにうつぶせに乗せ、もう片方の手のひら基部(手首に近い部分)で背中を力強く数回連続して叩く
    ■胸部突き上げ法(図a
     片方の腕に乳児をあお向けに乗せ、後頭部をしっかり持って頭側を下げ、もう片方の手の指2本で胸骨の下半分を力強く数回連続して圧迫する。
  2. 異物がとれず、乳児の反応がなくなったら、ただちに心肺蘇生(※【救急蘇生法】参照)を開始。心肺蘇生の途中で口の中に異物が見えたら、指でつまみ出してもよい。

1歳以上の小児の手当法は、成人と同じ。(※【目・耳・鼻・のど≫のどの詰まり】参照)

■毒性のあるものを飲んだとき

  1. 石油、ベンジン、漂白剤、洗剤、殺虫剤、タバコ、化粧品、医薬品など、何を飲んだのか確認。
  2. 初期手当は誤飲した物質によって異なる。最初に119番通報し、飲み込んだ時刻、毒物の種類、量などを知らせ、指示を仰ぐ。
解説イラスト001 解説イラスト002