あなたにもできる救急蘇生法│はじめに

身のまわりで誰かが突然倒れ、心停止などの危機的状況に陥ったら、救命処置は一刻を争います。そこに居合わせる一般の人たちが協力し、救急車が来るまでの間に適切な「救急蘇生法」を行うことが、尊い人命を救うための第一歩になります。

救急蘇生法のガイドライン(指針)は、国際蘇生連絡委員会(ILCOR)によって5年ごとに改訂され、これに基づいて、日本蘇生協議会(JRC)が最新版の「JRC蘇生ガイドライン2015」を発表しました。

この小冊子では、同ガイドラインに示される救急蘇生法の手順と方法をたくさんの図説を交えて紹介しています。傷病者の早期認識から通報、心肺蘇生、AED実施にいたる正しい方法を理解し、救命講習会などにも参加して、いざというときに備えましょう。

北海道医師会 救急医療部