心停止の直後によくみられる、しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸。市民救助者はこれを「呼吸あり」と誤認し、心停止を見逃すことも多いので注意を。このほか普段どおりでない呼吸として、極端な徐呼吸(まばらな呼吸)、いびき様の呼吸、うなるような呼吸などが挙げられます。
普段どおりでない呼吸は、心停止以外でもみられることがあります。仮に心停止ではない傷病者に胸骨圧迫を行ったとしても、大きな危害を及ぼすことはまれで、判断に迷った場合には心肺蘇生を開始することが強く推奨されています。