急病・急な症状(一般)-アナフィラキシー(急性アレルギー反応)

判断

アレルギーの原因物質に接触、または摂取
(ハチに刺された、卵・牛乳・ソバを食べた、薬を飲んだ など)
数分〜数十分以内に複数の急激なアレルギー症状が出現
(じんましん、せき、吐き気、腹痛、しびれ など)
血圧低下から意識障害、呼吸困難、ショック状態になることも
右矢印すべての場合、至急119番通報と応急手当を

応急手当

  1. 過去に重篤なアナフィラキシーを起こし、医師から救急時の治療用にエピネフリン(アドレナリン)の自己注射器(商品名エピペン®)を処方されている人は常に携帯しておく。
  2. アナフィラキシー症状が出たら、注射器の先端を太ももの前外側に垂直に強く押し付け、そのまま数秒間待つ(針が飛び出して薬液が注射される)。その後に抜き取り、注射したところを数秒間もむ。
    傷病者自身がショック状態でこれをできないときは、周りの人が傷病者の求めに応じて手助けする。
  3. (注射した場合も、しなかった場合も)顔面蒼白や震えなどのショック状態がみられたら、衣服をゆるめて寝かせ、体の冷えがあれば毛布などで保温して、救急隊の到着を待つ。
解説イラスト001 解説イラスト002

※緊急の場合は、衣服の上からでも可能