救命蘇生法の手順5.吸呼を確認

判断のポイントは、
「普段どおりの息(正常な呼吸)」があるかどうか―。
「見て・聞いて・感じて」、すばやく確認します。

方法

  1. 気道を確保した状態から、救助者は姿勢を低くして傷病者の口元に耳を近づけ、胸のほうを見る。
  2. 胸の動き(上がったり下がったり)があるか、呼吸音が聞こえるか、ほおに息(呼気)を感じるか、「見て・聞いて・感じて」調べる。
  3. 5~10秒観察し、胸の動き、呼吸音、呼気から「普段どおりの息」があるかを判断。
  4. しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸(死戦期呼吸)をはじめ、普段どおりでない場合は「呼吸なし」と判断。

回復体位

横向きにした傷病者の下側の腕を前に伸ばし、上側の腕を曲げて、その手の甲に顔を乗せる。下あごを前に出して気道を確保。姿勢安定のため、上側のひざを約90度に曲げる。
※長時間の同じ回復体位は避けること。

その後の手順