ケガ・事故(一般)-やけど

判断

面積
広範囲右矢印生命に危険も。至急119番通報と応急手当を
小範囲右矢印生命に危険なし。やけどの深さを確認
深さ
皮膚の赤み(I度熱傷)右矢印部分的なら家庭の手当でも治癒可
水ぶくれ(II度熱傷)・皮膚の白みや黒み(III度熱傷)
 右矢印やけど跡が残ったり、皮膚移植が必要な場合も。
右矢印 応急手当後に医療機関へ
やけど状態解説イラスト
やけどの深達度の判断
深達度 皮膚の外見 症状
I度熱傷(表皮やけど) 赤み ひりひり痛む
II度熱傷(真皮やけど) 水ぶくれ、発赤湿潤 強く焼けるような痛み
III度熱傷(全層やけど) 蒼白、炭化による黒み 痛まない

応急手当

  1. すみやかに水道の流水で患部を冷やす。
流水の刺激が強いとき
水道水を流したまま、洗面器などに水をためて患部をつける。※氷や氷水で冷却すると、やけどが悪化することがある。
顔や胴の小やけど
流水や洗面器が使いづらいときは、患部にタオルをあて、その上からやかんやホースで水を注ぐ。
薬品によるやけど
薬液が染みた衣服を脱がし、流水を直接患部にかけて薬液を洗い流す。
  1. 冷やす時間は10分以上。ずきずきする痛み(疼痛)が和らぐのを目安に。
    ただし、広範囲のやけどの場合、冷却すると体温が下がるので、冷却はしない。
  2. 十分に冷やしたら、手足はガーゼなどでふわっと包む。
    広範囲のやけどは、清潔なシーツなどで患部を保護し、医療機関へ搬送
  3. 水ぶくれは、傷口を保護する役割があるので、破らないこと。
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