ケガ・事故(一般)-凍傷・低体温

判断

長時間寒冷にさらされた手足の指、ほお、鼻、耳などに生じやすい
受傷直後は皮膚が青白く無感覚になる
右矢印患部を温める応急手当を。近くに医療機関があれば温めずに受診を

応急手当

  1. 凍ったり濡れたりした着衣を脱がせ、乾いた衣服や毛布で体をおおい、体温低下を防止。
  2. 患部を40℃くらいのぬるま湯で温め、10〜30分かけて完全に解凍する(中途半端に解凍しない)。さすったり、もんだり、締め付けたりしないこと。患部が足の場合は体重をかけないようにして温めを。
  3. 重症の場合は、保温後に激しい痛み、水疱、患部の壊死(黒色に変化)などがあらわれる。即刻、医師の治療が必要。
解説イラスト001

判断

寒冷により中心体温(直腸温)が35℃以下に
右矢印震え(軽度)震えが止まり筋肉硬直体温30℃以下になると生命に危険
右矢印119番通報と次の応急手当を

応急手当

救急隊を待つ間に、傷病者をまず暖かい環境に移す。衣服が濡れていたら脱がせ、乾いた衣服に着替えるか毛布などでおおう。軽度のうちは温かい飲みものを飲ませるのも効果的。

解説イラスト002